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年末は、足場を組んで書き文字でした。

今の時代に書き文字ぃ!?・・・と思われそうですが、書き文字は意外とメリット多いんです。

まずは何といっても、価格が安いことです。ざっくり目安ですが、10m巻きのシートと一斗缶の塗料が同じくらいの価格。シートは10㎡、一斗缶の塗料は80㎡の施工が出来ます。
また、下ごしらえなしで現場に行き、そのまま施工が出来ます。つまり、携わる時間が短いので、その分のコストも下がるということです。

つぎに、現場で簡単に変更ができるということ。
インクジェットやカッティングですと、サイズが違っていたりするとアウト! でも、書き文字なら全然OK! ですので、サイズの分からない現場や、下見できない現場でも施工できます。
そして、フィルムが施工できない凸凹面にも施工が出来るのも強みですね。

最後に、あまり知られていない強み。
実は、長持ちだということです。

うそぉ!?って人が多そうですが、まあお読みください。

書き文字からカッティングに取って代わったときから、「書き文字よりもシートのほうが長持ち」と言われてきました。
確かにある意味ではそうなんです。当時の塗料と、当時の最高のシートでは、シートのほうが耐久性が上でした。
特に、小さい文字では顕著です。小さい文字を書き文字で仕上げると、小さな筆を使うわけですので均一な塗装が出来ませんからね。
耐擦過性においても、シートのほうが上です。

今現在はインクジェットが主流。これは弊社実績で7~8年くらいしか持ちません。
カッティングでは、今は最高級の材料の半分~4分の1程度のコストのものが主流です。半分くらいのものはともかく、5年ものといわれる4分の1程度のコストのものは、結構持たないんですよ。インクジェットと大して変わらないです。

今のウレタンなどの塗料は、もっと持ちますよ。

街中を見回すと、茶色く変色してしまったインクジェットシート、ポロポロにひび割れてしまったカッティングシートを良く見かけます。

でも意外と、書き文字で仕上げた看板はしぶとく残っていませんか?

ご参考くだされば幸いです。


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