むう

弊社が古くから材料を仕入れている会社の、担当営業マンが最近来ないので、気にしておりました。
その彼はこの６月ごろに弊社の担当になったのですが・・・。

本日、「元」担当営業マンが弊社に現れました。
その瞬間にピンときたのです。

「もしかして、彼、辞めた？」

答えはビンゴでした・・・。

初めて知ったのですが、その彼は実は新卒だったそうです。
老け顔だったので（失礼ｗ）知りませんでした。

はっきり言って、辞めて当然です。
他社の方針に口を出すのは如何な物かとは思いますが、商材知識や営業ノウハウの欠片も身につけていない新人を、単独で顧客周りさせるなど以ての外だと思います。

そりゃあごく一部の人間は、そんな環境でも反骨精神を発揮して生き延びるでしょう。
が、多くの人は、それは不可能です。
真っ白な状態で入社した彼を、何年もかけて育てるのは会社の義務です。使い捨てではありません。
彼が４月にどんな気持ちで入社し、どんな気持ちで退職したのかと思うと、いたたまれない気持ちです。

まあ、私自身人徳の無い人間でございまして、人のことを言えるレベルではありません。
退職した従業員はみな、私を恨んでいるかもしれません。

社会的なものなのか、時代なのか、経営者のアツさに対して、新人君の温度が年を追う毎に低下している気もします。
我々は一体どうすればよいのでしょうかね？

ちなみに私は初めて入社した看板屋さんでは、超モーレツな社員だったと思います。
結果、目上の人たちはほどなく辞めていきました。
これは今となっては反省すべき点だと思いますが、たかが私のような新人に負けて辞めてしまう先輩も如何な物でしょうか。

辞めてしまった彼が、今後天職を授かる事を願ってやみません。

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