納品書

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私たちのような看板屋さんとか、建築業界で、現場で作業する人や会社は、「納品書」というものを発行するのは極めて稀です。
また、例えばガードマンを呼んだ時は、作業終了後に警備会社の書類にサインする必要がありますが、私たちの業界にはこの習慣もありません。
尤も、ガードマンの場合は「注文・納品」ではなくて「契約」になるのでちょっと意味が異なります。

私たちのような業態だと、納品書が発行しにくいのです。製品を納入するだけならともかく、物品納入はゼロで役務のみという場合もありますので。
どちらかというと事前に契約して（口約束も含めて）、それに従って作業し、お客様に完了確認していただいた時点で仕事の終了・・・という感じでしょうか。

要するに信頼関係で成り立っているわけなので、例えば、まだ付き合いの浅いお客様の場合や、価格が大きい場合、内容が複雑で不明瞭な場合、実際に納めたものが当初の話とは違ってしまった場合などは、事後に見積をしたり、請求明細を添付したりします。

逆に弊社が注文する側の場合。
作業そのものをお願いする場合は立場が変わっても全く同じです。
では材料注文の場合はどうかといいますと、材料屋さんは必ず納品書を発行しますよね。ところがですね、弊社程度の会社規模の場合は、書類が無くても注文内容や納品された物などは明確になりますから、ハッキリ言って納品書はあまり必要ではないのですよ（笑）。
もちろん従業員さんがたくさんいらっしゃる会社では話は違ってくると思います。
また、弊社でも、納入された物の金額確認のため、納品書が必要になることもあるのですが・・・。

こういう業態に慣れているお客様の場合は問題は無いのですが、お客様によっては納品書が必ず必要になる場合があります。弊社はお客様に確認し、必要なお客様には納品書を発行しております。

ちなみに、税務上では、納品書は必要ではありません。
発行しなかった場合は明細が分からないので、税務署から細かいツッコミが入ったりすると困るかもしれません。
基本的には、弊社は請求明細書というスタイルで発行しております。

これを逆手に取れてしまうのが、ホームセンターの領収書。明細が無くても有効なので、色々なインチキが可能になってしまいます（笑）。最近のホームセンターは何でも売ってますからね～。

事務コンとか会計ソフトを使って下さい・・・みたいな営業さんが弊社に多く訊ねていらっしゃいますが、弊社はいまだにエクセルでやっております。
常に色々と使いやすいように改良しておりまして、この9月からは見積書と請求書、納品書の書式を8年ぶりくらいで刷新しました。

エクセルは奥が深く、知らない事がまだまだたくさんあります。
２００２年発刊の、コンビニかなんかで買った「500円でわかるエクセル」という本をバイブルにしております（笑）。
厚さは１ｃｍもないのですが、この本をマスターするのは私には無理ですね（笑）。


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