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久しぶりに映画を観に行きました。
吉村昭さんの同名の小説の映画化で、1860年3月24日(安政7年3月3日)に起こった「桜田門外の変」を、現場指揮した関鉄之助の目線で描いたものです。
水戸藩開藩400年記念で、茨城県が旗揚げして中心になったとか。桜田門外現場周辺を忠実に再現したセットを用意したりなど、結構気合が入っているようでした。
レビューを書いているブロガーからの評価も悪くないようなので観にいったら、フロントで「ここと、ここと、この席以外は全部空いています」・・・って、ガラガラじゃないですか!!
事件そのもの・・・つまり、普通ならばクライマックスシーンとして扱われる場面が物語前半に描かれているのと、後半はかなり淡々と綴られていることなどから、いわゆる「ハラハラドキドキ」する映画ではありません。
登場人物が多く、彼らの個別のシーンが細切れに羅列されている感もあって、後半はボーッとスクリーンを眺めるだけになってしまいました。また主演の大沢たかお氏特有の、いつもの「感涙を誘うような仕立て」で(笑)、映画としては若干の物足りなさを感じましたかね。
私は桜田門外の変に関しては、安政の大獄で不満を買った井伊直弼が、桜田門外で暗殺された・・・というだけの知識しかありませんでした。実際に学校の授業でも、その程度しか教えられなかったような気がします。
それが倒幕のキッカケになったとか言われても、正直なところ全くピンときません。
それに「大獄」ってなあに?(笑)
しかし、この映画を観るとそれがよく分かる!!
映画を観た後にネットで調べましたら、関鉄之助という人物は、かなり細かく日記を書き記していたようです。
吉村昭氏はこの日記をはじめとして、かなり細かく調べた上で、史実を小説化したとのこと。
幕府を牛耳っていた井伊直弼を倒して、世論そのものが「ヤッターーーーッ」って感じかと思ったら(例えば忠臣蔵のような)、全然違うんですね。事件後に追われる身となり、最後に処刑された関鉄之助目線で描かれているからそう感じるのかもしれませんが。
この事件が評価をされるには、しばらく時間が掛かったようです。
勉強になりました。
日進 看板
名古屋 看板
天白区 看板
名東区 看板
吉村昭さんの同名の小説の映画化で、1860年3月24日(安政7年3月3日)に起こった「桜田門外の変」を、現場指揮した関鉄之助の目線で描いたものです。
水戸藩開藩400年記念で、茨城県が旗揚げして中心になったとか。桜田門外現場周辺を忠実に再現したセットを用意したりなど、結構気合が入っているようでした。
レビューを書いているブロガーからの評価も悪くないようなので観にいったら、フロントで「ここと、ここと、この席以外は全部空いています」・・・って、ガラガラじゃないですか!!
事件そのもの・・・つまり、普通ならばクライマックスシーンとして扱われる場面が物語前半に描かれているのと、後半はかなり淡々と綴られていることなどから、いわゆる「ハラハラドキドキ」する映画ではありません。
登場人物が多く、彼らの個別のシーンが細切れに羅列されている感もあって、後半はボーッとスクリーンを眺めるだけになってしまいました。また主演の大沢たかお氏特有の、いつもの「感涙を誘うような仕立て」で(笑)、映画としては若干の物足りなさを感じましたかね。
私は桜田門外の変に関しては、安政の大獄で不満を買った井伊直弼が、桜田門外で暗殺された・・・というだけの知識しかありませんでした。実際に学校の授業でも、その程度しか教えられなかったような気がします。
それが倒幕のキッカケになったとか言われても、正直なところ全くピンときません。
それに「大獄」ってなあに?(笑)
しかし、この映画を観るとそれがよく分かる!!
映画を観た後にネットで調べましたら、関鉄之助という人物は、かなり細かく日記を書き記していたようです。
吉村昭氏はこの日記をはじめとして、かなり細かく調べた上で、史実を小説化したとのこと。
幕府を牛耳っていた井伊直弼を倒して、世論そのものが「ヤッターーーーッ」って感じかと思ったら(例えば忠臣蔵のような)、全然違うんですね。事件後に追われる身となり、最後に処刑された関鉄之助目線で描かれているからそう感じるのかもしれませんが。
この事件が評価をされるには、しばらく時間が掛かったようです。
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