宇宙戦艦ヤマト２１９９ 第3章 果てしなき航海

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「風立ちぬ」と同じ日に観た映画ってのは、もちろんヤマト（笑）。






元のヤマトに対して、設定がかなり再構築されたり追加されたりしている２１９９ですが、割と原作に忠実だった第2章までと違って、第3章は「まるで違うやんけ！！」という内容になっています。

旧作は良くも悪くも「人間愛」をクローズアップして描写されていました。
この点は、ヤマトを単なる宇宙戦争アニメに終わらせなかったファクターの一つになっており、逆にまた古臭く感じてしまう一因にもなっていると思います。

対する２１９９は、かなり淡々と綴られているというか、特に主人公である古代進のキャラが押さえ込まれているイメージですね。（というか、ナレーションなどは沖田艦長目線で語られています）

旧作当時のアニメ作品は、ほとんどが1話ごとにストーリーが完結するというか、前回を見てなくても話がチンプンカンプンにならないスタイルだったと思います。
ヤマトは、中には1話完結のストーリーもいくつか存在しましたが、常に連続した展開になっていました。
というか、現代アニメの魁となった・・・というイメージを持っています。

私よりももう少し後の世代だと、「ガンダム」以降になるわけです。
ガンダムはヤマトの反省点を生かした・・・とでも言ったらいいのか、突っ込みどころ満載のヤマトと比べて、ほぼ完成されたストーリーになっていると言えます。そこがガンダムシリーズが未だに続いている理由でもあるような。

ヤマトは、謂わば未完の大作なのです。
未完に終わってしまった事が、この２１９９で再構築されているんですよね。

話は飛ぶようですが。
ヤマト２１９９でとても気になっているのが、「艦長」のイントネーション。
旧作のヤマトでは「かんちょう」でしたし、私もいままでそう信じてきました。「館長」や「官庁」、「官長」も「かんちょう」じゃないですか。
ところが２１９９では棒読みてきに「カンチョー」なんですよ。「浣腸」とかと同じですので、お尻がムズムズしてきます（笑）。
ウチの長男は保育園で指をお尻にブスッと刺す「浣腸」が流行っているようで、ヤマトに何故に「浣腸」が出てくるのか分からないみたいです（笑）。
こういったセリフって、地方出身キャラでもない限りは、基本的に標準語を使っているはず。
というコトは「カンチョー」がただしいということですよね。

なんか、シックリ来ないなあ。

・・・
・・・
・・・
と思ったら、やはり他のファンの方々もそう思っていたようで、Google検索で「艦長」と入れると、候補に「アクセント」「イントネーション」と出てきます。
結果、このイントネーションは現海上自衛隊の慣例に倣っているのだそうです。
ヤマト２１９９という作品に関しては納得しましたが・・・一言いいですか？
変だぞ、海上自衛隊！！


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