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さて、ムリクリ作ったマシンをハイエースに押し込んで、私の長男(4歳)と共に出発です。
ちなみに長男は、我がチームの代表という事になっています(笑)。
お揃いのデニムのツナギを着て行きました。

突貫で完成させたマシン。
5681d8d1.jpeg













IMGP1500.jpg













ドライバーの乗車位置がかなり前にあるのは意図的なもので、設計時に体重計を4つ買ってきて、4輪に極力均一に重量が掛かるように実験した結果です。
元々は有機的なデザインのカウルを装着したかったのですが、今回は途中かけなので、全く逆に無機質なイメージになりました。

IMG_6261.jpg











(↑写真提供:ダウンヒルダービー協会様)

車検が始まる前に、締めかけのボルトなどをちゃんと締め、タイヤの空気圧をチェック。そしてマシンに乗り込もうとすると・・・
ガビ~~ン!!! 何と、狭くて乗れません(爆)

ブレーキを取り付けてからチェックしていなかったのですが、ブレーキワイヤーが邪魔で乗れないのです
ワイヤーの取り回しを変更してどうにか乗車可能にしました。最初の設計時からかなりタイトなコクピットになる設定だったので、ハンドルやタイロッド、ブレーキワイヤーを取り付けるとかなり無理のある仕上がりになってしまいました

エントリー数が12台と、例年に比べてもかなり少ないようで、特に初参加の私には皆さんがたくさん声を掛けて下さいます。
しかも私の走行時には、長男を見ていて下さる方々が多数。本当にありがとうございました。

車検です。
IMGP1476.jpg













重量測定もあります。40kg弱になる予定だったのですが、実測で28kgでした。まあ、未完成ですからね。

ブレーキテストは、坂でブレーキを掛けて、数秒止まっていられるか。
もちろんブレーキテストは合格でしたが、テスト終了後にその坂を初めて下ってみてギョッとしました。
異常にハンドリングがクイックな上に、挙動が怪しいのです

その後、持参したダンボールでフロントカウルのみ製作しました。
IMGP1478.jpg













長男は、誰に似たのかお調子者です。白目を剥いてウケを取ろうとしています(笑)。

ほどなく練習走行が始まりました。
この台の上からスタートします。
IMGP1491.jpg













私の番です。
が・・・
フロントカウルを取り付けたせいで、足が入りません(爆)
やむを得ず、スタート台の上でダンボール製のカウルをベリベリと剥がしました。
正に「突貫」の名に恥じぬマシンです(笑)

そしてブレーキをリリースしてスタート。
テストすらしていない初走行なので、おっかなびっくりです。路面が異常に近いので、かなりのスピード感!!
IMG_6374.jpg












(↑写真提供:ダウンヒルダービー協会様)

ハンドリングはやはりメチャクチャにクイックです。レバー比(通常の車で言えばステアリングギア比)の問題もあるのでしょうが、ホイールベースが短く、フロントのオーバーハングが大きいのも理由でしょう。
そして怪しい挙動の原因は、すぐにピンと来ました。
ボディ剛性が低すぎるのです。
上のスタート台上の写真では、車体がかなり撓っているのが分かります。

IMG_6489.jpg












(↑写真提供:ダウンヒルダービー協会様)

ナックルやアクスルシャフトはちゃんと作ったのでOKだと思いますが、それを受け止めるだけの車体剛性が無い様です。
ステアリングを切るとクイッと方向転換しようとしますが、ワンテンポ遅れてグニャッという感じでオツリが来ます。なので常にフラフラしているような状態です。
スタッフの方からも「安定性が悪いみたいですね」とご指摘を受けました。

肉薄の楕円パイプを水平方向で使った上に、ど真ん中でへの字に曲がっている(溶接している)訳なので、剛性面では間違いなく不利ですね。

ゴール地点ではトラックが待機していて、スタート地点まで搬送してくれます。
IMGP1492.jpg













レースはグループAとグループCにクラス分けされていまして、グループAは車両重量の上限が40kg。コースは短くてほとんど直線。グループCは車両+ドライバーの重量が140kg以下でフルコースという設定になっています。
ほぼ全ての車両はどちらのクラスにもエントリーしており、基本的にはグループAの為に40kg弱の車体を製作し、グループC走行時はウエイトを積む様です。

この方は39.5kgで車体を製作して、グループCの時は16kgのダンベルを積んでいるそうです(笑)。
IMGP1502.jpg













車両の重量が重い方が有利、というのが一般化しているようですが、私が事前に考えたのは以下でした。

走行抵抗を全く考えなければ、車両重量は関係が無いはず。
重いものと軽い物を高いところから同時に落とした場合、空気抵抗を別にすれば同じスピードで落下します。物理の基本、ガリレオの落体の法則ですね。
今回の場合は路面の荒れや細かいうねり(厳密には登ったり降りたりしている)などの走行抵抗がありますが、車両側で摺動抵抗の低減などを行えば、ある程度の差は吸収してしまうのではないかと考えていました。

また、私が最も重要に考えていたのは車体剛性で、車体剛性が低いと路面の凸凹に追従してしまう・・・つまりミクロの世界では登ったり降りたりしてしまうわけです。
コースにコーナーがなければ(全くの直線であれば)、カチンコチンの車体に、カチンコチンのタイヤを取り付け、尚且つ空気抵抗が少ないのが最も速いだろうと。
実際にはコースにはコーナーやシケインがあるので、あとはバランスだろうと考えていたのです。

ところがですね、他車と比べて全くスピードが出ないのですよ。

私が製作したマシンは作りかけなので車体剛性の問題や空気抵抗の問題は置いておいたとして、問題は重量です。
普段はサスペンションの無い乗り物にはあまり乗らないので(ママチャリくらい・・・所有するMTBはフルサスです)気にしませんが、今回走行して気付いたのは、路面からの抵抗がかなりあるという事です。
ちょっとやそっと抵抗を低減したつもりでも、それ以上に路面からの抵抗があるようでした。
車両重量があっても落下速度そのものは変わりませんが、重ければ慣性力が大きくなりますので、抵抗に負けにくくなると思われます。フライホイールのような物ですね。

私のマシンは28kg、私自身の装備重量(ヘルメットなどを含む)が61kgでした(これだけビールを飲んでいるのにスリム体系ですw)。足しても90kgを切っているので、重たく作った車と比べると、50kgも軽いのです。

この足まわりは、伊藤レーシングがキット化して販売していたものとか
IMGP1485.jpg













こちらのマシンはとても綺麗にできていました
IMGP1482.jpg













ミシュランのタイヤのサイドウォールの色と同系色のフレームと、カウルのオレンジの組み合わせがとてもセンスが良いと思いました。

その後、グループAの走行にも出走し、最後にグループCの本番走行。
全くのノーブレーキで走行しているのに関わらず、トップとは10秒以上の差が出てしまいます
ライン取りは昔はハチロクやロードスターで慣らしましたし(笑)、オフロードとはいえ仮にもレースを現役でやっているわけなので、それだけで10秒以上の差は出ないはずです。

良く見ると・・・自転車を2台くっつけたマシン(笑)。
こんなの(ゴメンチャイ)にも負けちゃいます(笑)。
IMGP1480.jpg













長男は他のエントラントの方のお孫さんと仲良くなってしまって、ずっと一緒に遊んでいます。ありがとうございました。
IMGP1490.jpg













彼(小学2年生とか)のお祖母様には特に良くしていただき、会場の公園内にある設備に連れて行ってくださったりしました。
一応私なりに長男が何処にいるかを常に目で追っていたのですが、一度完全に見失ってしまいました。
焦って探したら、ちゃんと一緒にいて下さいました。本当にありがとうございました。
あと、還暦で特別賞だった常連エントラントの方にも、とてもお世話になりました。

グループA&Cで本番走行が2回ずつ、練習走行が1回ずつ。計6回も走ると、だんだん慣れてきました。が、やっぱりタイムが出ません

結果、グループCでビリ、グループAでビリ3という情けない成績でした(笑)

IMGP1505.jpg













表彰式は「カンケーないや」と思ってましたが(笑)、特別賞として「グッドデザイン賞」をいただきました。ありがとうございます。

頭の中には既に改良案が出来つつあります。こうなったら意地でも、不利かもしれないV字シャーシと楕円パイプにこだわってやってみようかと思います。
来年も中途半端な状態だったら、笑ってやって下さい。

IMGP1503.jpg














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